メインメニュー
HOME > BLOG

交通事故のむちうちとは?

交通事故の「むちうち」とは、主に自動車事故、とくに追突事故などで首に急激な前後の衝撃が加わることによって起こる首周辺の障害の総称です。

正式な病名ではなく、医学的には「頚椎捻挫」や「外傷性頚部症候群」などと診断されることが一般的です。

衝撃の瞬間、首がムチのようにしなる動きをすることから、むちうちと呼ばれています。

 

むちうちの症状には、首や肩の痛み、こり、可動域の制限のほか、頭痛、めまい、吐き気、手のしびれ、倦怠感など、さまざまなものがあります。

事故直後は興奮状態や緊張のために痛みを感じにくく、数日経ってから症状が現れるケースも多いため、軽い事故であっても注意が必要です。

 

治療は、安静、投薬、リハビリ、物理療法などが中心となり、症状の程度や回復状況に応じて数週間から数か月続くこともあります。

ただし、画像検査では明確な異常が確認できない場合も多く、症状が自覚的なものにとどまりやすい点が特徴です。

そのため、保険会社との治療費や慰謝料の交渉、後遺障害認定をめぐってトラブルになることも少なくありません。

 

交通事故後に首や体に違和感を覚えた場合は、早めに医療機関を受診し、継続的に治療と通院記録を残すことが重要です。

むちうちは見過ごされやすい一方で、日常生活や仕事に長く影響することもあるため、適切な対応が求められます。

交通事故の物損事故とは?

交通事故の「物損事故」とは、交通事故によって人が負傷したり死亡したりすることはなく、車両や建物、ガードレール、電柱などの「物」だけに損害が生じた事故を指します。

たとえば、駐車場で車同士が接触して車体がへこんだ場合や、運転中に電柱や塀に衝突して破損させてしまった場合などが典型例です。

警察への届出の際も、人身被害がない事故として物損事故扱いになります。

 

物損事故では、主に壊れた物の修理費用や交換費用、レッカー代、代車費用などが損害賠償の対象となります。

車両の場合は、修理費が車の時価額を上回ると「経済的全損」と判断され、修理費ではなく事故時点の時価額を基準に賠償額が決まることもあります。

また、営業車や店舗などが事故で使用できなくなった場合には、休車損害や営業損害が認められるケースもあります。

 

物損事故では、原則として慰謝料は認められません。

これは、物に対する損害には精神的苦痛の評価が及ばないと考えられているためです。

ただし、事故による衝撃で後から痛みが出て人身事故に切り替わる場合もあるため、事故直後に症状がなくても、違和感があれば早めに医療機関を受診し、警察へ人身事故への切替えを相談することが重要です。

 

このように、物損事故は比較的軽微に見える場合もありますが、賠償内容や過失割合をめぐって争いになることも少なくありません。

適切な補償を受けるためには、事故状況の記録や弁護士などの専門家への相談が有効です。